吉野彰2019年ノーベル化学賞受賞!直後のインタビュー粘り強さと柔らかい発想が秘訣




吉野彰さんノーベル化学賞おめでとうございます。

以下NHKでのインタビューです。

受賞の瞬間 発表から2時間あまり経ちましたが、

実感は?

いやーまだ湧いてないです。

受賞の瞬間を聞いた時はどんな感覚でしたか?

ちょうど30分前 電話頂きまして

あ、これかと思いました。

どう思われましたか?

なんとなくね。

今年はという気持ちをもっていましたので

くるかなぁーという予感はありました。

ただ 実際、電話きたときは

やっぱり驚きました。

ご家族のご反応はどうだったでしょうか?

ほとんど連絡がきてからですねー

時間がとれなかったもんですから

電話でほんの一瞬だけ

「決まったよ」ということだけ伝えました。

家内は腰をぬかしたようなことを言ってました。

王立アカデミーの評価が私達の生活に

革命をもたらし 人類に偉大な貢献をしたと

こう伝えています。

今回の受賞はどの点が評価されたと思われますか

2つあるとおもいます。

このリチウムイオンの電池の発明によってですね

現在のモバイルIT社会が実現しましたね

世界が変わりましたですね。

これがひとつだとおもいます。

こらからは電気自動車の応用も含めましてね

リチウムイオン電池は

環境問題に対して答をだしていく

使命をおびております。

また、それを期待してますよ。

というのがストックホルムの判断だったと思います。

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長い研究の中でどんなことを自分の大事なこと

大切にされてきたことがあるんでしょうか

研究を成功させるひとつの秘訣といいますか

ひとつはねばり強さですね。

絶対必要だとおもいます。

いわゆる 壁にぶつかっても 何度も何度も耐えてゆく

そういうひとつの執着心が絶対要るんですよね

そればかりだと疲れるので

柔らかさっていうか

壁のぶつかったときに

あーなんとかんなるわね~という

柔らかい発想も必要だとおもいます。

このふたつを自分でどういうふうに

バランスを取っていくかというのが

むづかしいんですが

それが一番重要な点だとおもいます。

コツコツと続ける努力と執着心と

柔らかい発想だということですが

そうです そうです。

どうやって 独自のやわらかい発想力を

広げていくのですか?

これは どうでしょうかねー

私の個人的な性格なのかもしれませんが

生まれは大阪育ち

大阪人なので風土としてはやわらかさは

あると思うんですが

その後ずーと半世紀以上関東人になっておりますので

こちらの方が硬さはあるとおもいます。

そういうのが身にしみついているとおもいますが・・・

よくわかりません(笑)

最近まで携帯を持っていなかったと

おっしゃられていましたが

どうしてなんですか?

今は、もちろんスマホは持ってるんですが

それ以前は 自由にあちこち色々動き回りたいもんですから

携帯電話で追いかけられるのがすきじゃななかったので

でも持たなくてもなんとか生活できていましたんで、

この5年ほどは、さすがにこりやぁいかんなぁー

ということで持っていますけど(笑)

私達がいちばん恩恵を感じているのが携帯電話なんですが

それを最近まで持ってらっしゃらなかったというのが

驚きました!

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いま世界はまさに環境問題等の

課題を抱えていますが

日本が今回の発明をもって

このリチウムイオン電池をもってして

貢献できること果たすことが出来る役割など

あるとおもうんですが

どうお考になりますか

これはね 私の考えているのはひとつはまず

電気自動車を出来るだけ普及させること

それによって車がクリーンになるますよね

これは環境問題にたいしてひとつの貢献だとおもいます。

ただ、それだけだったら 足りないんですよね

電気自動車に搭載された電池を

どう うまく使かいこなすかですよね。

たとえば太陽電池で発電した風力発電で発電した

電気をいったん車にため込む。

そうすることによって平準化されますよね

それによって太陽電池とか風力発電の普及が

非常に早まっていくとおもいます。

自動車、電気自動車の電池をいわば

社会の電池の貯め場、貯める場所として

使ってスマート式とかいうわれますけれども・・・

そうです そうです。

今回企業の研究室からおおきな発明が生まれ

そしてノーベ賞受賞につながった

日本人としては励まされるようなメッセージが

あるわけなんですけど

起業の研究者として受賞されたというのは

これには特別なおもいがあるんじゃないですか

私、正直言いましてその点が一番痛切に感じております。

受賞時点でですね

現役の産業界の人間は

田中耕一先生以降二人目だとおもいます。

産業界からノーベル化学賞が出たというのは

私にとって非常にうれしい点でもありますし

おおきなメッセージではないのかなと思っております。

こらから化学に興味をもつ子供たちへ

今回の受賞をきっかけにさらに増えていくと思いますが

そんな子供たちに是非 メッセージをいただけないでしょうか

私がこの化学の道に進んだきっかけは

小学校の3,4年生あたりで

色んな事がありましたが、

いろんな事に関心をもって

好奇心をもって

なんでもいいから幅をひろげていく

そのなかかで将来 自分がこういう道に進みたいんだなぁと

見えてくると思います。

是非 好奇心をもって

日々過ごして欲しいなぁとおもいます。

少し気が早いですが

ノーベル賞の授賞式は12月に控えていますが

そのときのことをイメージされていますか?

いやーこれからでですよね

一応講演会とかあり セレモニーがあって

色々勉強しないといけないとおもいますが

家族が戸惑っていると思います。

是非 素敵なノーベルウィークにしてください。

はい 頑張ります!

インタビュ―中 始終 笑顔で

とーても71歳とは思えない

もう 本当に本当に素敵な笑顔です!!

本当にノーベル化学賞おめでとうございます!

今日もお読み頂きありがとうございます。

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