今アカデミー賞の
アニメーション賞にノミネートされているのは
原作と脚本を手掛けた
細田守監督の未来のミライです。
主人公は4歳の男の子 くんちゃん
生まれたばかりの妹に
両親の愛情が奪われてしまったと感じて
癇癪をおこしてしまいます。
くんちゃんの前に現れたのは中学生になった妹だった。
誘われたようにタイムスリップを繰り返すくんちゃん。
幼い頃の母親など家族と触れ合うなかで
心の成長をとげていきます。
というお話なんですが・・・
とーても 映像がきれい!
それもそのはず
全編をコンピューターグラフィックスで
描くアニメ作品が多いなか
全部 手書きです。
細田監督のこだわりです。
世界のアニメーションに詳しいチャールズソロモンさんは
細田作品の背景はとても美しく見事に描かれています
背景に関して重要なのは豪華さではなく
キャラクターが生きる世界を作り出すことです。
彼はいつも背景でストーリーを語らせているのです。
子供の動きについても
アニメーションで子供を描くのは難しいんです。
子供がどう動くか観察することでこそリアルに描くことができるのです
階段を上り下りするシーン
たどたどしい子供らしい動きも細かく再現しています。
原作と脚本を手がけた細田監督
これまで仮想空間での大騒動を描くサマーウォーズや
化け物と人間の絆を描くバケモノの子など
ファンタジーあふれる作品で
海外でも高い評価を得てきた。
今回の作品は97の国と地域で配給され
今月には優れたアニメ作品におくられる
アニー賞のインディペンデント作品賞も受賞
今回アメリカのアクション作品などとともに
アカデミー賞にノミネートされ
受賞なるかと注目されています。
映画評論家は
彼は4歳児の視点で見る世界観が新しかった
4歳児の物事の見方っていうのは
ある種普遍的なんだけど
細田監督の実体験に基づいた
ちゃんとして4歳児 の視点で
おどろきに満ちた視点で
描かれているのは新しかったと思う。
アメリカの観客の反応は
アニメーションもとても良かったし
スタイルも気に入りました水彩画のようでした。予想以上にクリエイティブな作品でした。
子供の描きかたとか子供の経験がとても創造的でした
細田監督談話
唯一子供の日常を描いた映画ですのでそういう作品がアカデミーの賞にノミネーションに入る意義を強く感じています。
子供映画やファミリー映画としてよくある冒険ものをやればいいのかもしれないがでも自分の中で問題意識があってそういう世の中にたくさんあるようなものではなくてもっと本質的に子供の成長って何だろうとか家族って何だろうってことを映画を通して描かないことには映画を作る意味がないと思ったわけ
作り手側に、ある種の切実な思いとか、何か人生や社会に対して感じていることを ちゃんと表明しなければいけないと思う。細田監督:談話
キャスト(声の出演)
上白石萌歌 くんちゃん
黒木華 ミライちゃん
星野源 おとうさん
麻生久美子 おかあさん
吉原光夫 謎の男
『未来のミライ』Blu-ray&DVDが
2019年1月23日(水)に発売決定!
現在レンタルも出ていますよ。
ハリウッドで行われるアカデミー賞の
発表が現地時間2月24日 です。
楽しみですねー♪~
今日もお読みいただきありがとうございます。