連絡するとすぐ葬儀やさんが来られて
明日はお通夜で次の日がお葬式になります。
その時 お葬式の前
お通夜の始まる前に湯灌(ゆかん)というのをします。
どちらでもいいんですけど・・・って
一応 なんか ツア―のオプションみたい
8万円です と言われました。
お風呂にいれて頂いて
あの世への身支度をしていただくのだそうです。
湯灌の儀式は、赤ちゃんがこの世に生まれた時、産湯に入れるように、亡くなられた方の現世での汚れを心身ともに洗い清め、来世に生まれ変わるようにという願いが込められた大切な儀式です。
また、この儀式は故人がご家族の皆様に囲まれて過ごす最後の機会でもあるのです。出典:泉屋メモリアルホール
湯灌がはじまりました。
祭壇のある隣の控え言う室となっている畳10畳の部屋で
お風呂も用意されて その周りを家族が囲みます。
そして 顔を順番にふいたりします。
そーと 触ったり と 最後のお別れです。
湯灌の流れ
介護用に開発された浴槽を使用します。排水などは車両へ流します
浴槽を室内へセットし、水を入れて準備をします。そのあとお湯を注いで温度調節をします。
布団に安置されているご遺体は関節を曲げて硬直を解きます。衣服は脱がせて布やバスタオルで覆います。
ご遺体を浴槽に移し、立会いの人が交代で足元から胸元にかけて湯をかけます。柄杓(ひしゃく)を用いることが多いようです。
洗顔・洗髪を行い、顔を剃ります。最後はシャワーでキレイに流します。
故人を布団に移し、ご希望の衣服に着替えます。髪を整えたり、爪を切って仕上げます。化粧やマニキュアをする場合もあります。
業者が後片付けをします。
(引き続き、納棺が行われる場合もあります。)
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もう それはばぁーさんではありませんでした。
ばぁーさんの顔をした マネキン人形でした。
きれいにお化粧してもらって
口紅もぬってもらって
皺だらけの皮膚もきれいにみえて
ほんとうにマネキン人形みたいでした。
触ると 冷たい 冷たいプラスチックみたい。
亡くなるということは こういうこと?
この世に無い ということ
この現実世界に居ないというか
その存在が 形がない
だから 当たり前だけど
ばぁーさん
もうばぁーさんの好きなもん 食べられへんで
ばぁーさんの 現実の世界がないから
もう 笑ったり 泣いたり 食べたり 話したり
できひん言う事やわ
もう 無い ねんから
そうやねん もう 無い
あたりまえ
だけど こういう事を
とてもとても 深く実感した。
ばぁーさんの部屋は
からっぽ
ばぁーさんがいない。
ばぁーさん 91歳と112日
今日もお読みいただきありがとうございます。