おてもやん熱唱!した後、三途の川を渡った話をする。㉒




昨日 お風呂で、

「瞼の母」を 歌いながら入ってた と、

聞いたよ~と

今日 来られた 訪看さんが いうと

「おてもやん」を歌ってくれる。

目  はっきりして

表情いきいき 楽しそうに歌ってる。

↑ よかったら 聞いてみてください。

九州出身なんで「おてもやん」は

九州の方言の歌詞

へぇー それどういう意味?と

興味しんしん

方言わからんかったわー

と若い看護師さん。

あーそれは こういう意味たいと 説明する。

九州の言葉 ちょっと むずかしいですね。

では、こちらをどうぞ

おてもやん あんたこの頃嫁入りしたではないかいな

(おてもさん、あなた最近結婚したんじゃないの?)

嫁入りしたこたしたばってん

(結婚したことはしたけれど)

ご亭どんがぐしゃっぺだるけん、まあだ杯ゃせんだった

(旦那がブ男なので(天然痘のあとが残っているので)、まだ三々九度の杯はしてないの)

村役(むらやく)鳶役(とびやく)肝入り(きもいり)どん

(村の役付きさんや火消しの頭や仲人さん)

あん人たちのおらすけんで あとはどうなっときゃあなろたい

(いろんな世話役がいらっしゃるので、あとはうまくとりなしてくれるでしょ)

川端町つぁんきゃあめぐろたい

(それより、川端町の方に回って歩きましょう♪)

春日ほうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃーで 花ざかり花ざかり

(春日のかぼちゃのような男たちが裾を引っ張ったりして、私は人生の花盛りなの♪)

ピーチクパーチクひばりの子 玄白なすびのいがいがどん

(ひばりのように浮かれっぱなしの男や、野暮ったいイガグリ男たちは私の趣味ではないからね!)

一つ山越え も一つ山越え あの山越えて

私はあんたに惚れとるばい

惚れとるばってん 言われんたい

おいおい彼岸も近まれば

若者(わきゃもん)衆も寄らすけん

熊本(くまんどん)の夜聴聞詣(よじゃもんみゃ)りに ※夜説教を聞くこと

ゆるゆる話も きゃあしゅうたい(ついでだからやりましょう)

男振りには惚れんばな

煙草入れの銀金具が それがそもそも因縁たい

あかちゃかべっちゃかちゃかちゃかちゃ

おてもやんは、見かけだけでなく、煙草入れの銀金具が素敵だとかそういう男っぷりに惚れる女性のようです。なかなか粋な女性ですね。

「おてもやん」については、肥後(熊本)の若い女性の通称とも、明治の終わりに実在した人物ともいわれているそうですが、真相は定かではありません。作詞、作曲、 振付けは慶應元年生まれの永田稲(イネ)と伝えられています。

「おてもやん」は幕末ごろにできた歌で、当時は熊本の花柳界のお座敷歌として歌われていたそうです。

出典:https://fanfunfukuoka.com/travel/12293/

スポンサーリンク

ばぁーさんの姑の話

バぁーちゃんから(ばぁーさんのお母さん)

ヨメさん 逃げたらあかん

訪看さん 「お嫁さんは逃げないよ ちゃんとおってくれるよ」

(私のことを言ってくれている)

うち よおしてくれる

訪看さん 「ほんま よお してもおとるなぁ」

ちゃんと 決まっとんの

だれが だれ だれが だれ

何代 何代 何代も

バぁーちゃんから

先祖代々から 決まっとるの

それが 嫁のつとめ

嫁さんに なんでん してもらいよるやろ な。

そしたら 私がおらんやんか

私が おる間に 嫁さんに せなあかんの 私

嫁さんから してもうたで

ちゃんと覚悟しとかなあかん

それが嫁の務め

バぁーちゃん(に) ようやったわ 私

訪看さん「バぁーちゃんっていうと お父さんのお母さん?」

うん、一緒に住んどった

私 バぁーちゃんから

怒られてばっかりしとった

反発するのね

座敷を追い回されよった。

たまには自分のサイフからね

サイフだけ(お金だけ)とって

ほして そとさ 出よったんや

逃げて 逃げていくやろ

そして すまー顔して 私

夕ごはん食べんと いけん

ただいまーと 帰っていくと

お帰りーと いよらした。

訪看さん 「ええお母さんやったんやなー

普通やったら そこで 怒られたりすんるのにな

入ってくるなと 言いそうやのになぁー」

三途の川のはなし

夢の中で出てくるの

きれいな川やったー

水かさは こんくらいよ

そこまで渡ったん?

川 はいったん?

手 つけた

こんくらい

深かったら渡れへんもんなー

亡くなった里のお母さんが

あんた まだ 渡る時期じゃないって

まだ 家の仕事あるやろー

そうかなーって 思て・・・

帰るよ

まだ ここさ 来るの はやい

はやいっていうか

80過ぎたとき やった

まだ ここさ 来るのん はやい

まだ 家の仕事が あるやろって

お母さんが 言うのよ

そやなー 私 まだ 孫の顔 み、たことがないで

あかんわと いうて 帰りよった

お母さんが ちゃんと もう来てええと いうまで おるわ

なんじゅうにん くらい おったよ

私をまっとるんやな

川の向こう側で

かぁちゃん 来てもええか

あんた まだ 来る時期じゃない

家の仕事が まだ残っとるやろ

また 来たときに 話するわ

ちゅうて 帰りよった。

それぎり こんと やけん

一回だけやった?

「うん」

話をきいて・・・

今回 はじめて 私は ばぁーさんから

”よおして もおとる“ と いう言葉を

聞いてびっくりしました。

そんな・・・ いつも・・・

私は お手伝いさん扱いで

たとえば 看護師さんに

〇〇は

ものすごーく

よお してくれるねん と

心から表情いっぱいで

いつも話をしてるので。

本当に びっくりしました。

嫁さんに “せなあかんの 私”  って

なんやろね。

主人に話す

帰宅した主人に

このおてもやんの 大熱唱した事と

自分がお姑さんで 苦労した話と

三途の川のはなしー等

熱弁やった  すごーい! と

話すると、

あ・の・な、、、

ろうそくは燃え尽きる瞬間は

パーと真っ赤に!燃えるんやで

って 言いますねん。

どない 思います?

いやな やつでんなー

ばぁーさん

まだ 家のしごとが

のこってるんや

心ゆくまで やってくださいね

介護生活73日目

今日もお読み頂きありがとうございます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク