サイレンが鳴って町を車が走っています。
パトカーでも救急車でもなく
緊急往診車ホスピスカーです。
乗っているのは
ホスピスカーを導入した
埼玉医科大学の斎木医師です。
在宅で医療を受けていた高齢の男性が
急変したため駆けつけました。
ホスピスカーとは?
ご存知ですか?
はじめて知りました。
患者さんの自宅が遠い場合でも
いち早く駆けつけられるように
緊急車両としてとして申請し
公安委員会から認定を受けた車だそうです。
なぜ?
緊急往診車ホスピスカーが必要?
人生の最期の時間をどこで過ごしたいかという
平成24年に国が行った調査では
半数あまりの人が自宅と答えていました。
最期まで自宅で
末期がんで
昨年、抗がん剤の投与を中止した男性は
最後は妻とともに自宅で
過ごしたいとおもっています。
今は、週に一度斎木さんにみて貰い
痛みを和らげる薬を
処方していただいています。
もうがんの治療はしない
ここに居てようと決めました。
長い寿命じゃないから
しかし 妻は 夫の容体が急変したとき
どう対応していいかわからない。
この間トイレ行ったんだけど
なかなか出てこないので
どうしたんだろうと思ったら
上にかぶさってたんで
頭の中が真っ白になった。
ホスピスカーは心強い存在
そんなご夫婦にとって
ホスピスカーは心強い存在です。
いつでも すぐに来てもらえる。
わかります。
私も昨年在宅介護をしていました。
急変でお医者さんに
診てもらいたいとおもっても
姑を連れていくには
車椅子対応の車がいるし
すぐには移動できない。
もどかしかったことを
思い出しました。
救急車を呼んで
知らない病院に回されるより
そして本人の意思の確認もなく
延命治療をされたら・・・・
そうおもうと
いつも知ってる先生が
すぐにきてくれるのは安心ですね。
埼玉医科大学斎木医師 プロフール
1996 年 日本大学医学部附属板橋病院血液膠原内科(旧第一内科)
2006 年 英国ロンドンの日系クリニックに勤務, 全科対応の家庭医として約 5 年在英.
2011 年 医療法人社団満寿会 鶴ヶ島在宅医療診療所 副院長
2016 年 埼玉医科大学国際医療センター 総合診療・地域医療科 准教授 (兼)
社会福祉法人 埼玉医療福祉会 丸木記念福祉メディカルセンター 病院長補佐.
2017 年 社会福祉法人埼玉医療福祉会在宅療養支援診療所
専門分野 | 総合診療、在宅診療 |
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主な資格 | 総合内科専門医、血液専門医 |
現職 | 在宅療養支援診療所HAPPINESS館クリニック管理者 丸木記念福祉メディカルセンター病院長補佐 埼玉医科大学国際医療センター総合診療・地域医療科准教授 |
「町のお医者さん」に憧れ
医師を志すようになったと話しておられます。
斎木医師の願い
ホスピスカーの導入で
自宅で最期を迎えたいという患者さんの
願い叶えることができる。
在宅で看取りまで行う医師を
もっと増やすことが必要だ。
在宅医療という文化を
この地域に根付かせたい
というのが究極的な私の願いです。
在宅を支えるクリニックがが
まだまだ少ないというのが
現実だとおもいます。
そういうクリニックが増えて欲しい
と訴えておられます。
本当に我が家も
いつも往診に来ていただいた
お医者さまに感謝です。
有難かったです。
お陰さまで姑は
私達家族に
見守られて逝きました。
これからの日本
高齢者が増え病院や介護施設も不足し
結局 介護は自宅でという時代になってきます。
在宅医療を支える
クリニック お医者さまが
増えますように
斎木先生の願いがかなえられますように!
今日もお読み頂きありがとうございます。