こらからは人生100年時代と言われています。
われわれは その100年時代をどう生きるか
どう生きたいのかと 今 問われています。
チコちゃんじゃないけど
ぼんやり生きてんじゃーねぇーよと
どう生きたいのか どんな死に方をしたいのか
今 医療の発達で 死にたくても死ねない現状があります。
先日放送された NHK人生100年時代 より
だれもが願う穏やかな最期・・・けれど・・・
自宅で97歳の女性が呼吸が弱くなっているのを見て
家族が救急車を呼びました。
このような方が救急医療の現場に次々と運ばれています。
自然に亡くなろうとする終末期の患者でも命をとりとめます。
しかし 意識は回復せず人口呼吸器をつなげて
命をつなぐことになりました。
一度心肺停止になるとほとんどの場合意識はもどりません。
長期間病院で 延命医療をうける人が
すくなくないのです。
命だけはとりとめたけけど人工呼吸器からは外れない。
こういう状態がたくさんあるんですね。
そこに直面した時にこんなはずじゃなかった。
医療技術の進歩によって想定していない事態も起こる。
腎臓病患者への人工透析が90代でも可能になりました。
ところが治療をうけてるあいだに認知症を発症するする患者が続出。
本人がのぞんでいるかどうか確認できないまま治療が続いている。
100歳以上の高齢者の数
1963年には153人だったのが
今年 2018年は 7万人に増えました。
7年後の2025年には13万人に増え
2050年には53万人になる。
NHKの調査
人生の最後を迎えたいとき どう過ごしたいか?
延命治療をせず 自然に任せてほしい。
胃ろう 人口透析はしたくない。
現実は 胃ろう 人口呼吸器で
命をつないでいる人が多い
人口透析
医療の技術の進歩で多くの高齢者の方々が
受けられるようになったのが 人工透析です。
命をつないいでいる。
90歳の患者の意識が遠のく
透析困難症です。
以前は透析困難症が起きると
治療を残念せざるを得なかった。
今では医療技術の進歩によって症状をコントロールしながら
衰弱がすすんだ高齢者でも透析を
続けられるようになった。
80歳以上で透析を受けている患者の数は年々増えつづけ
現在6万人
統計を取りはじめた1982年にくらべ300倍に増えている。
患者の高齢化によって思わぬ問題が起きている。
本人の意思を確認できないまま透析を
つづける事態が広がっている。
治療を受けている間に認知症を発症する。
治療を受けていることが解からず
管をぬいてしまう
重い腎臓病で透析しなけれ命にかかわりますが
家族の許可をとって 手袋で拘束して治療せざるを得ない。
9割が認知症
状態の悪い方の透析
本人が望んでいるのかどうかわからないまま
透析が1日4時間 週3回続けられています。
今の医療技術がすすんでいますから
状態の悪い方の透析を継続することが
できるようになりました。
透析のために生きているっていうか
生かされている状況になってしまっている。
自宅で最期を迎えたいという願いが叶わない。
救急医療の現場に100歳近い終末期の
高齢者が次々と運ばれている。
地域病院にうつる。
救急車で搬送されて延命治療をすると
救命センターから地域の病院に移されます。
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85歳
脳梗塞 6年間入院 83歳
会話 意志表示できない 胃ろうによって 生きている。
夫が生きてることが 妻の支えになっている。
このまま病院に居たら 至れり尽くせりで
ずーと生きてもらって
苦のところもあるけどず・・・
いけるとこまでいくしか ないのかなーって。
延命治療
医学が進んで延命治療がすすんだけど
これは良いのか悪いのかと医師たちは
本当に自分たちは適切な医療をしているかどうか
当惑している状態。
今回NHKが日本医学会の協力を得て
289か所の救命救急センターにアンケート調査をおこなっている。
終末期の患者がはこばれていることにたいしてどう考えるか
86%の病院がおおいに問題があると回答した。
大往生を迎えようとした人にたいし高度延命治療がなされ
家族も誰もがやりきれない気持ちになる。
医学会や国は延命治療の中止に関するガイドラインを発表
人工呼吸器 胃ろう などの 人工栄養 人工透析など
医学的に終末期であると判断された場合
本人の意思を確認し 病院と家族などがよく話しあい
医療チームが慎重に検討したうえで
不開始や中止が可能であるとしています。
事前指示書というのがあります。
病院側から渡されます。
医療をどこまで続けるか患者家族の考えを記すものです。
また、ACP アドバンス・ケア・プランニングというのがあります。
アドバンス・ケア・プランニング (ACP) とは
アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning :ACP)とは、患者さん本人と家族が医療者や介護提供者などと一緒に、現在の病気だけでなく、意思決定能力が低下する場合に備えて、あらかじめ、終末期を含めた今後の医療や介護について話し合うことや、意思決定が出来なくなったときに備えて、本人に代わって意思決定をする人を決めておくプロセスを意味しています。
この話し合いは、たとえば入院のたびごとに、繰り返し行われ、その都度、文書として残します。
リビング・ウィルや事前指示書は、病気のあるなしにかかわらず、いつかは理性的判断ができなくなることがあることを想定し、自分自身の人生の終末期には、このようにして欲しいと希望を述べておく書類ですから、特定の医療施設や介護施設を想定しているものではありません。
看取り在宅介護の経験から
終わりに先日まで姑の看取り在宅介護をしていました。
約1か月前に亡くなりました。
(このサイト内の介護日記のばぁーさんあの世へいくまで)
まさかの時は絶対救急車をよばないでねと
看護師さんに何度も言われていました。
主治医の先生か私たち訪問看護師を呼んでねと。
姑は胃の内が出血しが血圧も低くのなり
酸素不足になっていました。
息があらいです。
主治医の先生に
姑の酸素吸入してほしいと訴えましたが
出血しているので、酸素吸入しても
酸素を運ぶ赤血球がいないので
無駄ですよと
そして輸血してもチューブだらけになるだけですよ。
と言われました。
チューブだらけ?と思いましたがこの番組をみて
わかりました。
救急車呼ばなくてよかったと
つくずくおもいました。
家に帰りたいというので
この春から家で介護していました。
家で看取りをできて よかった。
最後は主人と二人で声かけながら
遠い意識の中で私たちの声が聞こえていると
はっきり解りました。
最初から 家でとおもっていたのですが
やはり いざ となると 救急車を呼ばないと と思います。
なんとかしてーとー おもいますね。
この番組に出て来られた ご家族さまのお気持ち
とてもよく解ります。
ちゃんと家族に死に方を伝えておかなければ
と つくずく思いました。
そばにいる家族も延命治療のために
何年も 精神的ににも時間的にも
ある意味 拘束される状態が続くので
大変だとおもいます。
私の介護日記です。
↓
人生の最後 あなたは どうしますか どうしたいですか
今日もお読みいただきありがとうございます。